行雲流水−咲耶子sayacoの世界放浪旅日記<北中南米アマゾン編+帰国後日本編>

ナチュラルメディスン、セレモニー、シャーマニズム、ネイティブ、プリミティブ、ナチュラル、アニミズム、アルタードステイツ、アマゾン、砂漠、自然、太陽、土、土着、自然療法、ダンス、パーティー、まつり、ギャザリング、ヨガ、サーフィン、菜食、料理、クリエイト、、、そんなことが好きな女の子バックパッカーの、一人旅リアルタイム日記。
ただ今、巡礼中。

自由と、境のない世界と、地球・自然を愛する。
今ここを精一杯生きる。
自分の目で見つめる。
なまえのない新聞2012年1-2月号
2007年からずっと連載をさせていただいている、
オルタナティブマガジン『なまえのない新聞』の2012年1-2月号が、
amanakuniさんより発行されています。

自身の連載『paradice project』では、
今号は、「設定と創造」というタイトルで、
放射能とどう付き合うか、二元論を抜ける「設定」について、
2012年の抱負、自分の宇宙を創造する「創造」について、
近況報告と共に、書かせていただいています。

原発震災特集第5号となる今号、
表紙は、昨年亡くなったアキノイサムさん。
デニスバンクス(ネイティブアメリカンムーブメントAIM結成者)からのメッセージや、
市民運動家山田征さんのインタビューもあり、
読み応えありました。

残りわずかですが、わたしの手元に数部あります。
ご希望の方は、info@sayacommune.comへ「なまえのない新聞希望」と書いて、
ご連絡ください。
無くなり次第、終了とさせていただきます。
(一部400円です。送料はサービスさせていただきます。)
定期購読のお申し込みは、amanakuniさんへ直接どうぞ。

| +info+ | 19:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Sweat Lodge/スウェットロッジ in 長野.
長野でのスウェットロッジから戻りました。

スウェットロッジとは、北米ネイティブアメリカンに伝わる儀式のひとつです。
半球型のドーム内に円座になって座り、中央に運ばれた焼け石に水をかけ、真っ暗闇の中で蒸されます。
スピリチュアルサウナ、子宮回帰とも呼ばれるもので、生まれたばかりの赤ちゃんのように、心身が浄化されると言われます。
ドアが開いた瞬間に外から差し込む光は、産道を抜けた時に見える光と似ているのかもしれません。

今回は、ニューメキシコ州でお会いした、ネイティブのセレモニーに深く関わっている方たちと、福井のサンダンスチームとご一緒しました(サンダンス:ネイティブアメリカンの儀式)。
長野に居ながら、アメリカの空気も感じてきました。

今回のスウェットは、わたしにとって初めての長野でのスウェット。
小さな子供もいて、子供と入るのもわたしには初めての経験。
アメリカやメキシコでのスウェットで感じていた男性的な強さとは違う、女性の強さや母性や受け入れるエネルギーを感じたスウェットでした。

スウェットの中では、一人ひとりお祈りをして、311からの想いをみんなでシェアしました。
アメリカでのスウェットで言われたこと、「喜びはみんなで分かち合って倍に、悲しみはみんなで分かち合って半分に」。
こころの内から出てきた、かけがえのない言葉たちは、それぞれの真実で。
それぞれの世界が、半球の中でひとつの世界の話となっていくように思いました。

ネイティブの儀式には、いろんな教えが詰まっていると思っています。
たとえば、スウェットの中で、一杯の水をみんなでまわして飲む小さな儀式があります。
円座になった自分の右に居る人(自分の先祖・過去)から椀を受け取り、水を飲んで、左に居る人(自分の子供たち・未来)に渡し、椀一杯の水を継ぎ足さずに、最後の人まで回して飲むのです。
暑いスウェットの中で、たくさん飲みたくなる人もいるでしょう。
けれど、自分だけがたくさん飲んでしまったら、次の人たち(未来)の分はないのです。
自分の位置は“今”。
一杯の水を通して、未来を思うようになりました。

今回は、ご縁あって、スウェットの前後も長野に滞在させていただきました。
長野は、雪がちらつき、ぐるっと囲むアルプスの山々の頂は白く。
澄んだ空気を、いっぱい深呼吸。
関東にいると、知らず知らずに呼吸が浅くなっているよう。
いろんな方とお会いして、いろんなエネルギーを感じて。
次のサイクルへの、メッセージや気づきを、たくさんたくさんいただいて来ました。
自然に囲まれて、エネルギーが純粋な人たちと居ると、もろもろ早い。
 
次のサイクルへ向けて、よいスタートを切らせていただけました。
ありがたいです。
| Japan(2010-2012) | 20:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。

昨年も、行雲流水-sayacoの世界放浪旅日記をご覧いただき、
ありがとうございました。

昨年は、他媒体への記事掲載もあり、
ブログコメントやメールや口頭にて、今まで以上に強く濃い反響をいただきました。
ポジティブな声が多く、書いてきてよかったなぁと思いました。
お読みくださった方々、感想をくださった方々、ありがとうございました。

2011年は311震災があり、日本中の人が生と死に向き合い、
それぞれの大切なものを見つけ、生き方のシフトチェンジをした人が多いと思います。
既存の価値観や枠やレールが大きく崩れたのを機に、そこから抜けて、
それぞれの生き方を信じ、本来の自由な姿で生きられる時代になっていけばいいなと思っています。

2012年のマイテーマは、“創造”にしました。
自分の宇宙を自分で創造する、がテーマです。

2012年も、みなさんにとって、ますます煌く一年となることをお祈りいたします。
今年もよろしくお願いいたします。


| Japan(2010-2012) | 17:50 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
アヤワスカ体験記が、spectatorに掲載されました。

spectator

南米アマゾンでのアヤワスカ体験記「Camino de Ayahuasca」-アヤワスカの道-が、雑誌spectatorの最新号2011fall&winter号に掲載されました。
割いていただいたページ数は、扉を含めて14頁。

spectatorは、わたしのライフスタイルに大きく影響を与え、無期限放浪旅への背中を押してくれたカウンターカルチャー雑誌の一つ。
内容やデザインがエッジィで面白く、当時何度も読み返した。
そこに、自分の体験が掲載されたことは、ほんとうに嬉しい。
背中を押す側に来たかと、自分の成長(加齢?!)も感じる。

このお話は、昨年、友人に連れられて編集部を訪れた際にちらっと出ていたもので、原発疎開旅から関東に戻って来てすぐ、正式にオファーをいただいた。
申し合わせたようなタイミングのよさで、それから二ヶ月、関東に籠もって書きあげた。

ブログにアップしていたアヤワスカの記事を組み合わせて、ちょろっと加筆して、という軽い考えは甘かった。
リライトを繰り返し、ヒアリング&打ち合わせし、体験を思い出し、言葉を選び、またリライトし、打ち合わせして、、、、。
アヤワスカ体験は、いまだ自分の中で進化を続けている終わりが見えていない体験であり。
形のない精神世界の旅であり。
それらを言葉にする作業は、想像していた以上に手こずるものだった。

話をいただいてから納品までの二ヶ月間、エネルギーの管を遮断して籠もっていた。
さまざまなお誘いを断り、電話やメールも極力避けていた。
エネルギーを乱せない緊張感みたいなものを、自分の中に感じていたから。
体験をもらさずにしっかり書きたくて、これだけにエネルギーを集中したいとか。
深い内観であったアヤワスカ体験と、そこで見てきた自分のこころの内にある光と闇の両方を、文字にして公の場に出すことへの、不安とか緊張とか踏ん切りとか。
これは書いていいのか、書かない方がいいのか、いろいろな迷いとか。
ごまかしや表面的な言葉は裏が透けてしまうから、正面から嘘なくそのままに伝わるよう、今一度自分と向き合ってみたりとか。
アドレナリンとワキ汗たっぷりな、きわきわぎりぎり感をひっそりと味わっていた。

言葉が見つからないもどかしさを感じながら。
旅の間の写真を見返しながら、当時とは違う思いで写真を眺め。
アマゾンの息遣いを思い出し。
これまでの内へ外への旅を、一度終結させる空気を感じながら。
合わせる周波数を絞り、その音量を上げる作業に集中した。
文章を書くって、すごいエネルギーのいることだと思った。

たくさん在りすぎて、まとまらなかった体験や想いが、編集長の適切なアドバイスで、筋が通った一つのお話になった。
さすがだなぁ、と思った。
これだけの文字数を書いたのは、初めての経験で。
文章を書くためのよい勉強をさせていただいて、一つの糧となった。

編集部から届いた刷りたての見本誌は、大きなハートの表紙から始まり、震災後の今へ向けてのメッセージが詰まっている。
自分の頁を見てみたら、書いている最中に感じていたいろんな思いはあっさり吹き飛んだ。
それは、自分をこう見せたい見られたいみたいな鎧だったのかと思う。
それはいらないなと思った。
自分のアウトプットのぬるさにがっかりもしたけど、それが今の自分なんだと思った。
みんなもっと身軽で突き詰めて気楽に本気だ。
もっと自分の精度を上げたいと思った。

今回の掲載に向けての過程でそぎ落としたアヤワスカの他の側面や、今回伝えられなかったメッセージは、他のシャーマニズムの話と一緒に進化させながら、またどこかに書かせてもらえたらと思っている。

南米アマゾンやアヤワスカ、シャーマニズム、それらが見せてくれたもの。
これからの世の中へのメッセージも込めました。
多くの方に読んでいただけたらと思います。
感想やご意見も、気楽なものから厳しいものまで、お待ちしております。

spectator


 

| +info+ | 16:21 | comments(12) | trackbacks(0) | pookmark |
なまえのない新聞・原発震災特集4号



連載させていただいている「なまえのない新聞」の最新号が出ました。
原発震災特集の第四弾です。

わたしは、「カルマと大掃除」というタイトルで、
原発震災について、関東で感じていることを書いています。

巻頭インタビューは、元原発技術者の菊池洋一さん。
疎開旅中に、宮崎でお世話になりました。

今号の執筆者は、阿部芳裕さん、ボブさん、とろんさん、ザファミリー、福島へ行った女性獣医さん、福島からの女性。
長年貫いてきた亜流の生き方を持つ濃い顔ぶれで、どの記事もほんとうに熱いです。
今起こっている事態に対して、それぞれの立場から大事なことを伝えています。
紙面を開くと、そこから溢れるエネルギーで、心臓がどきどきします。

どこで買えるのかと問い合わせいただくことがありますが、
東京だと、三茶のふろむあーすさん、ルヴァンさんで取り扱いがあるようです。
発行元は、amanakuniさんです。

わたしの手元にも数部あります。
最新号は10部弱、脱原発特集の1.2.3号はそれぞれ、あと少しづつあります。
ご所望の方、ご連絡ください→info@sayacommune.com
一部400円、送料はおまけで、お分けできます。
(振り込み先は東京三菱UFJ銀行です。会える人は手渡しでも。)
読み終わったら誰かに渡して、どんどん回し読みしてください。

| +info+ | 15:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
『週刊金曜日』本日発売号(10/28号)に掲載されます。



震災後の疎開旅レポートが、『週刊金曜日』というオルタナ系の媒体に、
掲載されました。
本日10月28日発売号です。

「原発から逃れて避難旅」というタイトルで、
千葉での被災、京都での避難生活、九州での疎開旅、
福島や関東からの被災民との出会い、広島の慰霊祭で感じたことを、
まとめています。写真も数点。

「原発震災とヒッピー・コミューン」という小特集の一つです。
昨日、刷り上がりが届きました。
ざっと目を通しましたが、
固い面と柔らかい面の両方があり、面白そうです。
時間を見つけて、じっくりと読みたいと思っています。

週刊金曜日は、今回のお話をいただいて初めて知った媒体ですが、
大手新聞やテレビというマスメディアがほとんど信用ならない中、
信頼できそうなメディアの一つであると思いました。

週刊金曜日、なかなか強気の定価ですが、濃いです。
http://www.kinyobi.co.jp/

| +info+ | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
リサイクルハウス/Earthship Project in Taos US.



2009年に、アメリカ合衆国ニューメキシコ州にあるタオスという町に、2ヶ月ほど滞在した。アメリカ大陸を旅しながら、先住民族やシャーマニズムやオルタナティブなコミュニティを訪ねて廻っていて、その最中に訪ねたのだ。

タオスは、ネイティブアメリカンのプエブロ(集落)で、赤土の大地とトルコ石色の空が印象的な町だ。60年代から続くヒッピーカルチャーの匂いが今も残り、バイブルと呼ばれた『be here now』の著者が滞在した“ラマファウンデーション”というアシュラム(精神世界を探求するための修行施設)がある。町の大きなオーガニックストアーの名前は、Cid's Food Market。店長が大好きだったというAcidからもじったそうで、事実か定かでないが、タオスらしい逸話だ。大きなラジオ局は太陽発電で運営され、環境意識も高い。
タオスの周辺は、隆起したテーブルのような大地と、その裂け目を運河が流れる、砂漠地帯。風の音だけが聞こえる広大な地に落ちる夕日と染まりゆく空は、とても美しい。



【Earthship Project 】



ある環境プロジェクトが、タオスから車で一時間ほどの砂漠で行われているとのことで、ここを手伝っていたことがあると言うアメリカ人の友人に案内してもらった。
『Earthship Biotecture』(URL:http://earthship.com/)と呼ばれるそのプロジェクトが提案するのは、環境に配慮した住空間とシステム。

廃タイヤや空き瓶・空き缶などのリサイクル品と、この地で採れるアドベと呼ばれる土で作られた、リサイクルハウス。雨水を濾過して使う装置(タオスは砂漠で、雨水が貴重)。太陽熱の利用(砂漠なので、太陽光は強烈)などのアイデアが並ぶ。
タオス周辺には、このリサイクルハウスがぽつぽつと建ち並び、コミュニティとなっている。

システムの中で特に印象的だったのは、リサイクルハウス。これからの家作りに、役立ちそうだ。

入り口のインフォメーションボードに迎えられる。




リサイクルハウス。廃タイヤと空き缶・空き瓶と、土で作られる。






家の内部。




壁に埋め込まれた空き瓶。色とりどりの光が、家の中に差し込む。好きなアイデアの一つ。


大きく取られた採光窓。ここに、温室を作れるよう。







外壁を土で固め、完成している部分。有機的な形が、妖精の家のようでかわいい。日本の直線的で凜とした作りとは、対照的だ。土壁は、アドベと呼ばれ、伝統的なものらしい。




裏庭。貯水タンク、アンテナが並び、屋根には巨大なソーラーパネルが取り付けられている。




建物全景。


アメリカ人の友人アーティストたちが、タオスの山中にこのリサイクルハウスを建てて住んでいた(彼らの家は、もっと小さくシンプル)。家の中は、柔らかいラインを描く土の壁、ところどころを布が仕切る。あるもので工夫し、自然に沿う暮らし。土で作られた有機的な曲線は、そこにある空気を柔らかくし、そこに住む住人と同じように優しい。

| community in the world | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
『疎開民の自然生活』(なまえのない新聞2011.7-8月号掲載)

『疎開民の自然生活』(なまえのない新聞2011.7-8月号掲載)


九州へ向かう、大阪港から大分へ。瀬戸内海を揺られての船旅。

 京都での一ヶ月の避難生活後、新天地と新たな繋がりを見つけに、九州を旅している。虹のみさきまつり、霧島ピースギャザリング、福岡での脱原発サウンドデモ、聖地とコミュニティを巡った。霧島ピースギャザリングでは久しぶりにスウェットロッジに参加でき、心身のフル浄化を味わった。九州は天孫降臨の地と呼ばれるほど、聖地がたくさんある。弊立神宮、天の岩戸神社、高千穂、霧島神宮、桜島を巡礼し、宇宙からのパワーをいただいている。また、豊かな自然から、その恵みもたくさんいただいている。季節はいつの間にか梅雨に入り、スコール並みの豪雨と雷が続く。バックパックに入っているのは避難当時の冬服ばかりで、鹿児島のコミュニティセンターのリサイクルコーナーでいただいた夏服に入れ替えた。


天の岩戸神社の河原。ここは、現世と黄泉との境目のようだった。

■疎開民の自然生活

 今回の原稿執筆をしているのは、宮崎県の南、串間の集落。串間は噂に聞いていた場所の一つだ。のんびりとしたけっこうな田舎で、自然が多く、空気がとてもおいしい。鳥の鳴き声、風の音がよく聞こえ、空が広い。夜景は、灯台と月の明かりのみ、晴れた日は星がよく見える。歩いて10分で着く桜貝が拾える静かなビーチは、いつも人が居ないプライベートビーチ。漂流物には中国か台湾の言葉が書かれ、ちょっとした異国情緒を感じる。椰子の木が並ぶ道には南国を思わせるカラフルな花が咲く。流れる空気はゆるく、その開けた感じは旅人に好まれるようで、宮崎は旅人が最後に行き着く場所なんて話しも聞いた。外国人や県外からの移住者も多いと聞く。宮崎の方言で、このゆるさを"てげてげ"というらしい。交通標語に、てげてげ運転注意!なんて書かれていた。宮崎、だいぶいい感じだ。


ローカルスポット@宮崎。サーフボードを借りて、海に入った。

 震災後は、原発情報やなんやでインターネットにどっぷりだったけど、九州に来てからは情報に関わる時間が俄然減り、物作りをしたり、料理をしたり、人と話したり、散歩をしたり、音楽を聴いたり、情緒的な時間を過ごしている。時々、近所の人にお呼ばれして、お風呂をいただきに行き、お茶を飲みテレビを見ながらたわいない話しをする。ご近所の農家さんからいただく朝取りの旬野菜や魚たちは、食べきれないほどの量で、お裾分けする。薪で焚く五右衛門風呂に、くみ取り式のトイレ、自然が近い生活。ここでたくさんのお金を稼ぐのは大変だけど、わずかなお金でもなんとか暮らしていける。都会の贅沢病にかからなければ。自然は豊かなものを目の前に与えてくれている。社会から離れた田舎の隠遁生活かと思っていたけど、どっこい、こちらがほんとに人間らしい生活なのかもしれないと、最近思い始めた。時間に追われず、好きなことをして、自然に囲まれて、旬のおいしいものを食べて。ここにはここという社会がある。わたしが考えていた"社会"って何だろう?管理システムのこと?競争のこと?誰かからの評価???脱原発デモのために久しぶりに行った福岡は大都市で、不自然に積み重ねられた構造物、張り巡らされた幾重もの情報と洗脳装置、均質化された美が取り囲んでいた。今まで当たり前と思ってその中で生活してきたけれど、これが社会なのか?自分は、社会と呼ばれる囲われた檻の中で、言われたままに生きるハムスターだったのではないか?そんな思いが沸き出た。
 
 脱原発やエネルギーのことは、一部にすぎなくて、向き合うところはもっと大きなものなのだ。それが明るみに出始めている。今の社会システム、生活スタイル、生き方を見直さないと、根本解決はしない。そこを変えないと、このまま行き止まりだ。今わたしたちを支配しているシステム、今一番世界を支配しているお金、マネー、そこから抜け出す。現在の社会システム、競争社会から離れる。競争の次は協奏、競い合いから共に奏でる調和の世界。次の仕組みは、交換ではなく与え合い、ネイティブアメリカンの教えgive away(与え尽くし)。自然を壊して風車や太陽発電パネルを設置するのは、結局今までと変わらない。自然の中に生きることこそ、シフトチェンジ、新しい世界。


無農薬のすもも@宮崎日向。水の綺麗な山の方で、鈴なりだった。


すももと甜菜糖で、ジャムを作った。色鮮やか。


ラベルを作って、風のまつり@山口で販売。すぎなふりかけや、サングリアも手作りして、販売した。

■魂の純粋性に立ち返る

 最近は、久しぶりに絵を描いたりしている。陶芸家にお世話になったので、陶芸の手伝いと作品作りをした。もらった服でウェストバッグを試作したりもした。アーティストたちとの旅と暮らしは、自分をがちがちに固めていたものを溶かし、素の自分へ向き合っていく時間となっている。ありのままの自分に立ち返る作業。アメリカの西海岸に滞在していた時も、アーティストが出入りするウェアハウスに居候していて、同じような感じを味わった。思考は自由になり、感性は研ぎ澄まされていく。向かう先はありのまま、本来備わっている個性・オリジナリティ。ありのままの自分でオリジナルに生きる生き方、それは、アマゾンのシャーマニズムで体験したことと同じ、魂の純粋さに立ち返ること。芸術はシャーマニズムなのだ。
 
 世界放浪旅やシャーマンとの暮らしと儀式、外へ内への旅は、自分を覆っているものを剥がして行く作業だった。剥がして剥がして、魂が本来持つ純粋性を輝かせること、そこに向かいたいのだ。自分を解放していく。地球の自浄作用という大きな変化の中、地球と一緒に自浄して、生まれ変わる作業、それが今。心身の浄化が地球の自浄作用と共に進み、覆い隠されていた本来の魂が発露してくる時なのかもしれない。


鹿児島の陶芸工房で、お花の髪留めを作った。土いじりは瞑想に近い。物作りは楽しい。

(2011.6.24@宮崎)

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『Survive and Create!』(なまえのない新聞2011.5-6月号掲載)

『Survive and Create!』(なまえのない新聞2011.5-6月号掲載)


今年の桜は、原発震災後に避難した京都にて。

 この度の東北関東大震災で、亡くなられた方々のご冥福を、心からお祈りいたします。被災された方たちにお見舞い申し上げます。一日も早く多くの方に安心できる暮らしと笑顔が戻ることを祈っています。そして、今も現場で働く方たちに、暮らしを支える方たちに、日本にエールを送ってくれたたくさんの国に、感謝を送ります。

 震災当日、わたしは千葉で被災。大地が不気味に揺れ続ける中、目の前で家の近くの石油コンビナートから火柱が上がり、空が真っ赤に燃え爆音が響いた。この世の終わりが来たと思った。家族のことが心配でパニックになった。運良くシェアタクシーで当日のうちに帰宅でき、家族と会って、助かったのだと力が抜けた。当たり前に享受していた日々が、どれだけありがたいものだったか。家族と暮らせること、毎日暖かいご飯が食べられること、安心できる場所で寝られること、友達と遊べること、好きなことをやれること、、、当たり前でなく、ものすごくありがたい奇蹟、恵まれていたのだ。毎日、感謝をする日々となった。今日も無事に生きられてよかった。

■避難&疎開ライフ

 2回目の福島原発爆発のあった、3月15日。爆発を知らせる電話を早朝に友人から受け、西へ移動した。前日に避難を勧める連絡を受けていて、明け方まで避難を迷っていたところだった。家族を残していくことにさんざん迷ったが、友人達に背中をおされた。大義名分をつけるなら、将来子供を産みたかったし、未来へいのちを紡ぐことが一番大事だと思ったから、動けるなら少しでも被爆しない方がいい。あとは直感だった。30分で荷造りしたバックパックの中に入れたのは、今までで一番少ない旅荷物。家族の写真と災害用ラジオとパスポートとパソコンと寝袋と現金・銀行カード類、ポケットには大量の10円玉と非常用笛とマスクを入れた。被爆を防ぐと聞いていた麻素材の服と、動きやすく機能性の高そうな服を適当に着て、急いで家を出た。一週間くらいの気持ちだったけれど、長期になるかもしれないとも思って、家族と抱き合って泣いて別れた。満席続きで数本見送った新幹線は、子連れのお母さんたちでいっぱいだった。東海を過ぎるまでは、ものすごく緊張していて落ち着けなかった。
 
 京都に着いたら、びっくりするくらい平和な日常があった。それは、震災前と同じ風景。日本に日常があることに安心した。しばらくは友人たちにお世話になり、超格安で貸してもらえたシェアルームに移って生活を立てる準備を始めた。揺れに怯え落ち着かなかった気持ちも、時間とともに安定し、冷静にいろんな情報が見られるようになった。関東で水に汚染が出てから、京都でも水が売り切れ、毎日1〜2本づつ買い貯めた水を千葉へ送ったりした。同郷の疎開民にも出会い、疎開ライフは一ヶ月を過ぎた。


いただいたサザンカが、何もない部屋を照らしてくれた。

■恐怖

 今回の震災は、わたしにとって、恐怖と不安との戦い、これに尽きた。それらに支配され、軸がぐらぐらになった。余震、原発、ニュース、とめどなく襲ってくる恐れや悲しみに喰われて、たった数日でバランスがとれなくなった。旅の途中、スウェットロッジやアヤワスカで学んだ恐怖との付き合い方、教わったことは、恐怖は自分の内から出てくる、恐怖を追い払い、自分を信じること、大丈夫だと自分を信頼すること。それが強さや軸となる。それは自分のこころとの戦い。それを再確認。同じエネルギーをどちらに使うか、恐怖を膨らませる方か、よきイメージを膨らませる方か。 
 
■脱原発、新しい仕組みへ

 原発、今はもうぼろぼろな姿になって煙りを吹き、あられもない姿になってかわいそうに思う。原発はがんばって働いてきたのだ、わたしたちの便利な生活のために。ありがとうだ。そして、原発はもうお休みしてもらって。わたしたちは、エネルギーの使い方を今一度見直そう。太陽光、風力、火力etc、、代替自然エネルギーに目を向けつつ、電気をなるべく使わない生活を考える。電気を大量に使って作る大量生産の製品が生活に本当に必要か考える。大事に資源を使って作った手作りの品を、大事に使えたら最高じゃないか。手作りのものには、こころがある。こころがこもっている生活はいい。シェアもいい。みんなで使ったら、たくさんはいらない。ネイティブアメリカンの人の言葉で、この地球のものは全て借り物なのだという言葉がある。我が物ではないのだ、そう思ったら、もっと大事に使えるし、手放すこともできる。

 今回のことで、それぞれが大事なものを見つめたと思う。わたしにとっては、いのち、生きとし生けるもの。家族、友人、植物、動物、自然、、、全てのいのち。そして未来。そのいのちと未来との引き替えの原子力発電所はいらない。あまりにも大きな代償だ。今も壊れた原発の側で暮らす被災者が居て、事故処理でいのちを削っている人たちがたくさんいる。いのちと引き替えにどういう世界が作られてきたのか。一部の便利さの影で泣いている人たちが居たのだ。今回のことはその一面なんだ。

■新世界マトリックス

 いろんなものが無くなり崩れて、これからいろんなことが大きく変わる。それぞれのクライシスが起こったか起こっている最中だと思う。ほんとうに大事なもの必要なものは何なのか、今一度見つめる時。ほんとうのオリジナルな人生を。何が幸せ?大切なのは何?どういう暮らしがしたい?どういう世界を作りたい?それぞれがビジョンを描く時、そして、これからどう動いていくか。目指すゴールが一緒の人たちと共に生きていきていきたいと思ってる。
 
 被災地復興支援、経済、自然エネルギーへのシフト、新しい社会の仕組み、コミュニティ作り、土壌汚染除去、食料自給、放射能についての学習と教育、ガン対策、、、やることはたくさんある。今までオルタナティブと呼ばれてきたものが、これから必要になる。それぞれが持てる力を以て、やりたいことをやるだけ。自分で正しいと思う情報を集め、判断して、身を守る、大事な人たちを守る。嗅覚と直感を研ぎ澄ませ。
 
 今までのことは否定しない。それもわたしたちから出たものだから。今はそれを越えて、全てを受け入れ飲み込んで包み抱いて行く、清濁併せ持つ。これからは新しい世の中、仕組みにしたい。よい想念を出そう。よいビジョンを描こう。イマジネーション。想像は創造、想うことは作られる。同じエネルギーを使うのだったら、よい世界を描きたい。強いこころで最善を願おう祈ろう。祈りは信じるこころ。思いやりと優しさを持って、強く清く。これからをみんなで共に生き抜こう。 
 
 全てを抱き包み、目の前を楽園としてみる視点を持つ。目の前にある幸せに気付けるか。今ここをどう捉えるか、それぞれの選択。見方を変えることが、楽園を作ること。目の前の幸せに気づこう。生きてるってだけで、ありがたいことなのだ。今をありのままを受け入れるたら、目の前に楽園はすでにあるのだ。

(2011.4.20@京都)

| writing | 14:41 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
脱原発・放射能関係リンクまとめ

Facebookの方へこまごまとリンクしていたものをまとめて載せます。

【毎日の暮らしの中に】
全国の放射能濃度一覧
全国の放射能測定値、食品の放射能測定値、水道情報、福島原発と海水、海外の拡散気象予報が、ひとつにリンクされたサイトです。
http://atmc.jp/

世界で公開されている放射能予報データ一覧(ドイツ、オーストリア、日本、フランス、ノルウェー)
http://atom.yaruoch.com/

●食による放射線対策法 (縄文回帰 〜 takacosmos )http://takacosmos.blog33.fc2.com/blog-entry-19.html


【専門家のテレビに出ない意見】
●小出裕章 (京大原子炉実験所助教) 非公式まとめ
http://hiroakikoide.wordpress.com/

●京大原子炉実験所 小出裕章さんインタビュー(なまえのない新聞)http://www.youtube.com/watch?v=gS9hhwpZKLk


【脱原発関連ニュース】
● 城南信用金庫 脱原発宣言
http://www.jsbank.co.jp/

● 伊勢市長、中電に浜岡原発停止申し入れ - 中日新聞 
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011041290122118.html

● ドイツ エネルギー水道事業連合会(BDEW)は、2020年までに原子力を廃止することを要請
http://www.canadianbusiness.com/markets/headline_news/article.jsp?content=b6506456

● 住友商事 ニュージーランドで世界最大の地熱発電所を完工 - 環境ビジネス.jp
http://www.kankyo-business.jp/news2010/20100517d.html

●原発がなくても大丈夫な理由!
http://ameblo.jp/aries-misa/entry-10837602265.html


【反対署名】
●上関原発建設反対署名
http://www.antinuke.net/kaminoseki/

●原子力ポスターコンクール中止要求署名
http://i-wind.jp/stop_nuke/index.php


【被災疎開ライフ】
●母子疎開支援ネットワーク「hahako」
http://hinanshien.blog.shinobi.jp/

●震災被災地での生活で作れるデザインやアイデアデータベース
https://sites.google.com/site/olivesoce/

| Japan(2010-2012) | 20:41 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
I'M IN HERE.(2012.1.19更新)
in chiba,Japan.
INFORMATIONS.
New!
オルタナティブマガジン『なまえのない新聞』
2012.1-2月号
「設定と創造」掲載中。
★雑誌『spectator』
2011 fall&winter issue
「Camino de Ayahuasca」-アヤワスカの道-掲載中。
★オルタナティブマガジン『週刊金曜日』10/28号
「原発から逃れ逃れて避難旅」掲載。
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2006年3月〜2010年3月まで、世界と日本をバックパックで一人旅してきた記録です。現在は日本での日々を書き綴っています。
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